メルマガバックナンバー

【2019年10月15日配信】初めて読む人がわかるように書く

更新日:

公(おおやけ)の文章は、
初めて読んだ人がわかるように
書くのが基本です。

そこは、
個人のブログの文とは違います。

つまり、お約束があり、
仮に毎回神社が登場するとか、
新しいタピオカの店が
紹介されているとか、
読み手がそれを
期待しているような前提で
読んでいるなら違うでしょう。

あるいは、
あるチャンネルで放映した
ドラマを観ている人が読むのが
前提なら別です。

ここでいう
「公(おおやけ)」というのは、
何万単位の人が
読み手にいる場合で、
もちろんその位のファンに
読まれているブログはありますが、
(それは公の部類でしょうか)、
ここでのメルマガのテーマは
一貫して、書き方ということが
大前提です。

あえて
「あの朝日新聞」と書きます。

(あの)と冠につけて許されるのは、
おそらく周知の物事であり、
いわば大半の人が知っていることが
大前提です。

あまり知られていないのでは
「あの」とつけても、
読み手が困惑します。

つまりそれは、悪い書き方です。

今は知らなければ
検索する人は多いでしょうから、
そこは何とかなりますが、
検索しなくては意味がすぐに
わからないのは
読みにくい悪文です。

まあ署名原稿で
新聞のテレビ欄にも載っているので、
悪い例として取り上げます。

過去に何回か出しました
朝日の試写室という文章です。
本人の栄誉のために
実名は避けます。
筆者には恨みなど
カケラもないので。

ここでの文章の目的は、
とりあげたテレビドラマに
興味をもってもらい、
では観てみようと
思わせることでしょう。

つまり、初めて読む人に
わかるように書くことです。

悪い例が多いので、
いつも
「吐き気をガマンしながら
読んでいます」。

これは嘘ですが、
基本嘘を書いてはいけません。
紋切型の文も
その部類に入ります。

バケツをひっくり返したような雨
などその例です。

雪のような白い肌
というのもその類です。

また東京ドーム○個分というのも
「またか」とおもわれるでしょう。
丁寧にありのままに
言葉で描写しなくては
読ませる文章とは言えません。

その人が書いていた悪い表現は、
突風のような展開
という表現でした。

かろうじて想像はつくのですが、
話しの展開が早いとか、
次々にヤマ場がくるとか、
そのままを書けばいいのです。

はたしてどこまで突風のようなで
理解できるのか。
怒涛とか疾風怒涛では
わからない人も出るから
突風にしたのかなと
今書いていて想像しましたが、
突風のような展開では
使い方が雑・乱暴です。

その文の中に
「あの3年A組」とありました。
あのというなら
「3年B組」ならわかるけれども。
と思いました。

周知のドラマならやはり
B組でしょう。

私は検索して、
今年の1月から放映していたドラマで、
何回か観たことを想い出しましたが、
「あの」ですぐにわかった人が
どのくらいいたでしょうか?

「不特定多数の読み手には不適切」
でしょう。

それから、
印象に残そうと嘘を書くのは
いけません。

少なくとも、表現に嘘が入ると、
文章すべてがフィクション
だと思われます。

「あなたの番です」
これはたまたま面白くて
毎回楽しみに観ていたので、
ドラマについてはわかりました。

しかし放映が終わっても
「あなたの番ですロス」と
筆者のKさんのようには
全くおもいませんでした。

それがいつの間にか
どこかへ吹き飛んでいた、
とまで書くのは嘘でしょう。

仮に本当だとしても、
ドラマが面白いのだと
強調するのには不適切です。

番組のタイトルにノワールという
フランス語が入っていて、
意味深なタイトルという解釈や、
この先の展開に思いを巡らせながら、
というのもこの欄の目的には
不適切でしょう。

ここは筆者の感想ではなく、
番組の中身をネタバレしないように
丁寧にかけば十分です。

修飾語や形容詞が多くなるほど、
かえって面白さがなくなるのが
文章です。

今からとても面白いドラマの話をします、
というのはかえって興味をなくさせます。

個人的にはめっちゃ面白い
というような表現は嫌いです。

これは、私のメルマガで
万単位の読者はいないので
書いていますが、
個人の好き嫌いは
公の文には原則、不適切です。

ひとことでまとめますと、
自分だけわかっている文章では
共感を得られないということです。

マニアックな文と思われたら
読み手はついてきません。

すくなくとも、
万単位の読み手がいるなら、
もっと自覚した書き方が必要です。



☆☆松本幸夫公式メルマガ☆☆


「人に共感してもらう文章をかきたい」
「文章で人を感動させたい」
「心に刺さる文を書くにはどうしたらいいのか?」

感動させる文章を書きたい、
ただ純粋に願うあなたへのメッセージを
月2回お届けするメルマガ。

-メルマガバックナンバー

Copyright© 松本幸夫オフィシャルサイト , 2019 All Rights Reserved.