松本幸夫「裏」の話

セミナー病

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セミナーを受けて勉強していないと不安になる。
逆に言うとセミナーを受けることで安心できる人のことをこのように呼ぶようです。

ただ、ご安心ください。
あなたにもしもその傾向があったとしても、今回述べますのは、私の昔話です。

 

もしも、こんな傾向があれば、参考になるかもしれません。
あるいは、この人バカじゃないの?と思われてもそれは自由です。

 

もともと、アガリ症がひどくて、何とかしなくてはいけないと思ったのが始まりでした。

潜在的には先生の質問がものすごく早くわかっても、挙手するとハイ松本君と使命されて話すのが怖くて手が上がらなかった小学生からのことです。

しかし、小学生向けのアガリ症退治の本などなかったですし、話し方教室に行くのもやはりもっと後のことです。

 

高校生の頃から、話し方教室の存在を知り、大学生から社会人に混ざって、通いだしました。
これは、バイトでお金を貯めて、話し方教室に通うという、健全な趣味だったかもしれません。

詳細は書籍に何回も書いたことがあるのでここでは省きます。

 

その後、とうとうセミナー病になりました。
しかも、値段が話し方教室の10倍20倍はすることもありました。

本来はセミナーで学んだことをビジネスに活用するものでしょう。

 

ところが、学生でしたから、ビジネスをしていないわけです。
しかも、「あのセミナーとてもよかった。ぜひアドバンスコースは受けるべき」などという口コミ9割の時代です。

高額セミナーとは思っても、なにしろネットがない時代です。
簡単に比較できません。

 

あまりに精神的に追い込みすぎて自殺者が出たり、山中で合宿して。
二階から飛び降りて骨折した人も出るなど、ある意味危険なセミナーもありました。

しかも、今から30年以上前に、何十万もする教材を買ったり。
私のセミナー病はそれはひどいものでした。
しかし、その病気、自分では見えていないのです。

 

こんなに受けているのだから自分はすばらしく成長していると錯覚しているのですが、実際はお金のかかる趣味でした。

私の場合は後年、作家になれたので、数々のセミナーで学んだこと、知識、ネタはずいぶんと役立ちました。

 

当時の都心のワンルームマンションや高級外車ぐらいのお金をセミナー代や高額の商品(自己啓発用)に使いました。
そのまま何も社会人になり役立たなかった可能性もありますので、紙一重だなと後で振り返って思います。

 

セミナー講師として10年に数人、受講者の中に以前の私と同じ、セミナーを受けることそのものが趣味、目的になった人を見かけます。

今は物価も違いますから、平気で数百万、中には数千万を費やす人もいるくらいです。

 

私は、直接のアドバイスはできませんが、自分自身を改めてみるようで、変な気分です。

もしも助言するとしたら、ネットで情報収集をして、くれぐれも危険な内容を避けるようにしましょう。くらいです。

 

でも、セミナーを受けている時の充実感、幸福感はなにものにも代えがたいのですね。
セミナー病の人にとっては。



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